不動産売却、買取のデメリットを知っておきたい

不動産売却、買取のデメリットを知っておきたい

不動産売却には、仲介業者に依頼する売却方法と不動産業者に買い取ってもらう方法の2種類があります。買取に関して、メリットもあるのですが、今回はデメリットについて考えていきたいと思います。

買取のデメリットの一番大きい部分は、「仲介売却よりも売却金額が低くなる」ということです。
ではなぜ、そのような現象が起きてしまうのでしょうか?

・買取方法での売却金額が、仲介売却よりも低くなる理由

まず買取の考え方から説明していきます。業者は物件を買い取った後にその物件をどのように使うのでしょうか。一般的には、業者が物件を購入した場合はその物件をリフォームなどをして付加価値をつけ、リノベーション物件やリフォーム物件として再度販売することが多いかと思います。

そうなると、リフォームやリノベーションに費用がかかりますので、その分の費用や事務手数料等を引いた金額で利益が残るように価格で買い取らなくてはならないのです。そのため、一般的には、買取では仲介売却よりも低い金額でしか取引がなされないという仕組みになっているのです。

・買取価格の相場

では、買取価格の相場はいくらなのでしょうか?
一般的には、買取価格の相場は市場で購入できる価格の6割前後だそうです。
例えば、市場価格が2000万円の物件でしたら、買取価格は1200万円前後になるということです。

もちろんエリアや不動産会社によって金額の差はありますので、その点についても意識して調べてみるといいかと思います。また、複数社に見積もり依頼をするといいかと思います。

・買取の場合の売却の種類

業者によって異なりますが、基本的には買取の種類には2種類があります。

買取保証:

買取保証とは、もともとは買取の方法ではなく、仲介してもらい広告を出して一般の購入者を探す活動をして売却を行うはずだったにも関らず、成約までに至らなかった場合にあらかじめ事前に約束していた金額でその仲介業社が買い取るという方法です。

仲介売却を行うわけですから、時間がなくて今すぐに売りたいというのではなく、仲介売却を試みた結果やむを得ず買取売却になったという形になるかと思います。

即時買取:

即時買取とは、仲介売却は最初から考えておらず、市場への売却活動は一切行われずに買取売却を即時行う売却形態です。
こちらは、時間に余裕がなく今すぐにでも売却したいという方が取られる方法かと思います。

しかし、この即時売買の場合は、売却保証と比べると売却額が低くなる傾向があるのでそこは覚えておいてください。

 

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