不動産売却で登記をしなかったらどうなるのか?

不動産売却で登記をしなかったらどうなるのか?

不動産売買後には登記をする必要があるというお話は、みなさん聞いたことがあるかと思います。

実際、登記をしなかったらどうなるのでしょうか?

今回は、不動産における登記についての話をしていこうと思います。

・登記とは?

そもそも登記とは何なのでしょうか?

登記とは、法で決められた事柄についてを、帳簿や台帳に記載しておくことをいいます。
ですので、不動産登記の場合は、その不動産に関しての事柄を記録していくということになりますね。

そして、この登記は、実は義務ではなく任意なのです。

ですから、登記をしなかったからといって違法というわけではないのです。また、この登記には登録免許税という費用がかかります。

何に関しての登記かによって、かかる費用は変わってくるのですが、不動産の場合は、固定資産税評価額の1%前後の税金が発生すると考えて良いかと思います。

・登記のメリット

登記のメリットとしてあげられのは、第三者に対抗できるということです。
不動産というのは、誰が所有しているものなのかということが重要になります。所有しているということが認められた人が、その不動産に関しての権限を得られるのです。

ですので、もしも登記をしていないとなると、たとえ表面上ではその不動産の持ち主だとしても、不動産の所有権は登記しなければ第三者に対抗することができないということになってしまうのです。
また、登記をきちんと行っていることで、取引を行う相手に安心感を与えられるということもあります。

登記している人が取引相手本人ではないとなれば、後々トラブルに巻き込まれた時に面倒なことになるので、そういった場合は、取引そのものが実行されない可能性もあります。

・登記のデメリット

デメリットとしてあげられることは、費用がかかるということくらいかと思います。

これは、自分で行っても業者にお願いしても、どのみち費用はかかってしまいます。

<まとめ>

結局登記はしたほうがいいのかということに関しては、結論としては、したほうがいいかと思います。確かに、費用はかかってはしまいますが、登記をしないことによるデメリットのほうが大きかと思います。

第三者から不動産を横取りされてしまう危険性や賃借人に対して所有権を主張ができないといったことを考えると、やはり登記はしておくべきかと思います。

また、金融機関と融資のやり取りをする際にも、登記簿に名前がなければ、その不動産が自分のものということを認めてもらえず、融資が受けられないという可能性も出てきてしまうのです。

あと、特に忘れがちで気を付けなければいけないのが、融資の返済の終了時です。

抵当権等抹消に係る書類を金融機関から受領するのですが、ご自身で抹消登記の手配をしなければならず(金融機関で司法書士を紹介される場合もありますが)、ついつい後回しにしてしまいそのまま忘れてしまうというパターンです。

抹消書類の一部には期限がありますので、お気を付け下さい。

 

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