不動産を売る時ってどんな税金がかかるの?

不動産を売る時ってどんな税金がかかるの?

不動産売買においてどんな税金がかかって来るのかご存知でしょうか?
今回はどのような税金がかかってくるのかを一緒に確認していきましょう。

◆不動産にかかる税金

まずは不動産にかかる税金を全体的に見ていきましょう。
売買の際にかかるもので言えば印紙税がありますね。売買金額により税率が変わってきます。
また不動産登記をする際にかかる登録免許税、購入の際にかかる不動産取得税、不動産所有時にかかる固定資産税/都市計画税などもありますし、不動産売買時には所得税、貰った時には贈与税や相続税などたくさんの税金があります。
今回はこれだけある税金の中で売却時に必ず関わり合いのある譲渡所得税と住民税についてお話をしていきましょう。

◆売却して利益が出た場合

不動産を売却することにより利益が出れば当然税金もその分かかってきます。
この利益は譲渡所得として所得税(国税)、住民税(地方税)として課せられます。
これらの譲渡所得に関しては、給与や事業所得とは違う事から別名分離課税とも呼ばれていますので覚えておきましょう。
ちなみに譲渡所得税の計算方法は下記になりますので参考にしてください。
・譲渡所得=譲渡価格-(取得費+売却費用)
・課税譲渡所得=譲渡所得-特別控除
上記で特別控除とありましたが、この特別控除とはマイホームであれば譲渡所得から3000万円の控除を受けることが出来ます。
こうして差し引かれた金額が課税対象となる譲渡所得となるわけです。

◆注意事項

ちなみに不動産を売却した際の譲渡所得税と住民税は土地や建物を所有していた期間によって税率が分けられてしまいます。
5年以上なら長期譲渡所得、5年以下なら短期譲渡所得となり税率も大きく変動しますので注意しておきましょう。
ちなみに、所有期間は契約した日や購入した日ではありません。
不動産を所有してから1月1日を何回経過したかで計算しておくといいでしょう。
もし、5年と4年との間で勘違いして売ってしまった場合、損をしてしまう事になりますからね。

◆不動産の譲渡には特例がある

細かい事は割愛しますが、譲渡に関してはたくさんの特例があります。
「マイホームを買い換えた場合の軽減税率の特例」や「特定の居住用財産を売却した際の買換え制度」、「所有期間が10年以上の居住用財産を売却した場合の軽減税率の特例」など売却に関してお得になるものばかりの軽減措置がたくさんあります。
気になる方は不動産屋さんに自分当てはまるものがないか確認してみるのもいいでしょう。
このように売却においていろんな税金が関わってきます。
損のないように売りましょう!


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