品川区の人口推移と今後

品川区の人口推移と今後

品川区は、大手町・丸の内・有楽町に並ぶ拠点として、開発事業は、都の上位計画になっています。少子高齢化・人口減少が不安視されているなかですが、人口推移はどのように予想されているのでしょう?品川区の人口推移と今後について紹介しましょう。

■2017年以降の品川区の人口推移は?

・昭和 39 年に戦後のピークとなる 415,728 人

・平成 9 年には 315,696 人まで減少

・平成 27 年には 372,077 人に増加(現在も増加傾向)

・平成42年前後にピークを迎えその後減少(ピーク時38万人程度)

・平成72年頃には32万人程度まで減少と予想

一時の減少傾向から、現在は大規模開発を推進力に増加傾向に転じています。
日本全体ではすでに人口減に進んでいますから、人口が増えていると言うのは、求心力があるということですね。
近隣の地区では、目黒区、神奈川県川崎区が増加し、大田区は減少しています。
品川区は、品川地区、大崎地区、大井地区、荏原地区、八潮地区に区分されていて、大崎地区、大井地区、荏原地区に人口が集まっています。
平成25年~27年の動向では、大井町が上昇し、荏原は頭打ち、大崎は減少となっています。

(参考)東京都の統計
http://www.toukei.metro.tokyo.jp/kyosoku/ky-index.htm

(参考)品川人口ビジョン
http://www.city.shinagawa.tokyo.jp/ct/other000069900/27sougousenryaku6.pdf

■品川人口ビジョン

品川区では、『人口ビジョン』として、これからの人の流れを予想した資料を平成28年3月に作成しました。
ここで見えて来たのは…
① 品川地区へは他地区からの通勤者が多く、転入転出も近隣地区が多い。
② 流入者は単身者が多いが、地区への定着にはファミリー重視の戦略が必要。
③ 出生率の向上と、子育て支援の充実がさらに必要。

地区の中でも、ファミリー世帯の住みやすさや、落ち着いた環境とアクセスの良さが整っている大井町駅周辺は、人口が増加しています。
適度に公園や児童館が徒歩圏内にあり、八潮地区に行けば広大な海浜公園、水族館など、ちょっとしたリクリエーションスポットが身近にあります。
2020年には、駅前の629戸もの住宅を含む『シティタワー大井町』の入居が開始されますし、周辺はさらに活気づいていくでしょう。

■品川区の開発と今後の人口

品川区は、リニア新幹線開通、山手線新駅、車両基地跡開発が進み、間違いなく日本の交通の拠点になります。
人の流れがあるところにはにぎわいが生まれ、経済が活性化しますし、公共のサービスや文化活動も充実します。
品川区では、広い世代の住みやすさに配慮しながら、子育てのしやすさに力点を置いて、品川に長く住み続ける人を作りたいとしています。
ファミリー層が、手頃な家賃で住める物件のニーズに応えられる物件探しが必要ですね。


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