品川駅リニア新幹線と周辺エリアの今後

品川駅リニア新幹線と周辺エリアの今後

2027年開業を目指している『リニア中央新幹線』。2020年には品川駅が始発駅として暫定開業します。大手町・丸の内・有楽町に並ぶ拠点として格上げされ、開発事業の上位計画になっていますから、どのように生まれ変わるのか楽しみですね。周辺エリアの今後を含めて紹介しましょう。

■東京サウスゲート計画

国際競争力アップを目指し、東京サウスゲート計画では、品川を日本の玄関として整備することが決まり、国家プロジェクトレベルで各事業が進んでいます。
・羽田空港とのアクセス強化
・品川駅リニア中央新幹線開通
・山手線新駅開通、京急泉岳寺からのアクセス強化

品川駅では、京急線が高架からおりることで、人の流れが「シナガワグース」まで直結。
「シナガワグース」、「ウィング高輪EAST・WEST」を始めとして、沿線に並ぶビル群も改修が行われ、2024年には新しい“まちびらき”が行われる予定です。
リニア開通後は、地下鉄『白銀高輪』から延伸して南北線に接続する構想も出ています。
また、京急『泉岳寺』・山手線新駅周辺では、車両基地あとの大規模開発による複合施設が2030年頃に竣工の予定ですし、海外からの人とモノがより大きな規模で行き交う未来都市へと変わってゆくでしょう。

■オリンピック-リニア新幹線開通がもたらすもの

50年以上昔、前回の東京オリンピックをきっかけに整備された都市機能は、時代や社会の変化にそぐわない面が目立つようになっていましたが、デフレ傾向の経済の中では、すべてが縮小ムードでした。
しかし、東京オリンピック、リニア新幹線開通が連続して、新しい都市の構築が進むことで、ここ数年で劇的に次世代に向けたインフラが整備され、品川周辺の価値が高まっています。
不動産関連の盛り上がりを、“東京オリンピックまでだ”とする見方がありますが、多くの外国人の訪問が予想される東京オリンピックをきっかけに、新しい東京の魅力が世界にアピールされれば、品川周辺は世界レベルでの知名度をもつ街に発展するでしょう。
交通網、経済、住みやすい環境のすべてがそろっている品川周辺に、多くの人の流れが生まれ、リニア新幹線開通が、その流れを決定的にするのではないでしょうか。

■大井町駅周辺の変化

2020年シティタワー大井町の入居が始まります。駅前の開発はすでに整い、品川駅までJRで1駅です。注目の山手線新駅、京浜急行本線『泉岳寺』とは、大井町の東エリア『青物横丁駅』が京浜急行線沿線です。
品川駅周辺にインターナショナルスクール等、多言語対応の生活施設誘致が予定されていると言います。
品川区役所、区民ホールが集まっているのは大井町ですし、他の新しく誕生する街に先駆けて整備されていますから、変化に対応して活気ある住みよいエリアになっていきそうですね。


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