不動産売却する時点からのスケジュールについて
不動産を売却するときは何かと忙しく、様々なことに気を配らなくてはなりません。個人で売り出している方であれば特に不安な要素の中に不動産売却の手順やスケジュール管理があります。不動産業者であればすでにマニュアルがありスムーズに手続きを行うことが出来ますが、個人で売り出している方の多くは慣れている人は少なく、手続きに戸惑ったり手間取ったりすることもある為、今回はスムーズなスケジュール管理についてみていきましょう。
1.スケジュールを考える上で大事なこと
スケジュールを組み立てるには、いくつかのポイントを押さえる必要があります。ポイントを押さえることでより明確でわかりやすいスケジュールを組み立てることが可能になります。
まず、１つ目は売却期間です。不動産を売却する為に必要な期間は、戸建てだと約3～6ヶ月、マンションだと約2～3ヶ月です。全国平均で見ても戸建てよりマンションの方が売れ易い傾向があります。どうしても早期売却を希望するのであれば、業者に買取してもらうという手段もあります。
次に2つ目に売却したい不動産の価値を知ることです。不動産の価値を売主自身で勝手に決めても、実際と乖離している可能性があります。この時点での査定は簡易ですが、業者に依頼して価値を知ることは大切です。実際に査定をしている業者に出向かなくても電話やインターネット上で依頼することが出来ます。簡易査定は複数の査定している業者に依頼しても問題ありません。
2.売却を決めてから引き渡すまでのスケジュール
実際にスケジュールを組み立てる際に必要なポイントを押さえて組み立てます。まず売買契約を結ぶまでの手続きに約２か月、売買契約を結んでから引き渡しまでに3ヶ月程度かかることになります。不動産を売却したい時期から、手続きに時間がかかることを考えても、戸建てなら8ヶ月程前、マンションなら5ヶ月程前から準備します。
ボーナスの支給や人事異動が始まる頃合いより、多少早い段階で販促活動を始められるように準備すると、買主が決まり易いという統計もあります。
一般的な流れとしては、簡易査定を依頼し仲介業者を決めます。次に本査定をして販売価格を決定し、ようやく物件が案内されるようになります。その後は販促活動や交渉を経て売買契約に移ります。売買契約を結んだ場合は残金を授受し次第、現在物件を使用している場合は引っ越しを行い、買主に物件を引き渡すことで終了になります。不動産を売却する際は、時間がかかることを把握してスケジュール管理しましょう。
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