不動産を売却すると健康保険料が高くなる!?

不動産を売却すると健康保険料が高くなる!?

皆さんもご存知の通り、健康保険料とは前年度の所得で金額が確定してきます。
すると、土地や不動産を売却すると譲渡所得となり、住民税などの税金がかかってきます。
また不動産を売却することにより健康保険料の大幅アップも考えられるのでしっかりと確認しておきましょう。

◆気をつけなければいけない人とは?

ここで注意しておかないといけない人は主に自営業の方です。
もちろん会社を退職して社会保険に加入しなくなった人はすべて対象になります。
基本的に国民健康保険料は前年度の所得で決まってしまうため、不動産を売却した段階で譲渡所得が発生してしまうため、金額はアップしてしまいますね。
いくら上がるかは売った金額の収益次第という風にはなってしまいますが、最大まで金額が上がることも予想されますので、健康保険料が上がることもしっかり想定してお金を残しておきましょう。
ただし、金額が上がるのはその年一年間だけなので安心してください。
来年度からは通常通りに戻りますよ。

◆嘘でしょ!?実は全く関係ない事

不動産を売買する際にいろんな税金対策で特別控除があるでしょう。
その控除を使うことで控除金額が所得を上回り税金がゼロになる仕組みです。
確定申告時はゼロ円申告ができますね。
しかし、ここで気を付けておきたいのが、確定申告で「税金」はゼロになっても国民健康保険はゼロにはならないのです。
これを勘違いして、確定申告はゼロ円だったから~と言われる方が非常に多いですが、全くの別物で関係ありませんので「ゼロ円申告でも国民健康保険税はアップする」と覚えておきましょう。

◆注意しておきましょう

最後に少し気にしておかなければいけない事があります。
今までは、自営業者や高齢者を指して話をしましたが、これらの扶養者が売却により一定の収入を得てしまった場合、「扶養から外れる」可能性があるのです。
扶養から外れてしまうと一時期とはいえ国民健康保険に加入しなければいけない義務が発生するため、気を付けておきましょう。
基本は130万円で60歳以上は180万円を超えると扶養から外れてしまうため確認しておきましょう。
このように、単純に売ればいいというものでもなく場合によっては何も知らないと損をする可能性がありますので考えて行動していきましょう。
万が一わからない事があれば、不動産屋さんなど物件を売ることも含め相談してみた方が確実性もあっていいでしょう。


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